翻訳の問題
み言引用において注意しなければならない点があります。
それは翻訳の問題です。
サンクチュアリ教会や郭グループに立つ日本人メンバーが、真のお母様批判のために引用する彼らの日本語訳のみ言には、以下のようなものがあります。
「皆さん、オモニは生まれながらに王女のように生まれ、オモニのように再臨主の妻として生まれたと思いますか? 言って見なさい。堕落した血統をもって生まれました」四六一-二六、二〇〇四年七月十九日)
彼らは「堕落した血統をもって」と翻訳することで、いかにもお母様は原罪を持って生まれておられるかのように印象づけようとします。
しかし、原文は「타락한 핏줄을 받고 태어났어요」であり、「もって」と翻訳した「받고」は、「受けて」と翻訳すべき言葉です。
したがって、「堕落した血統を受けて生まれました」になります。
これは、「お母様は堕落の血統をもって生まれた」というみ言の恣意的抜粋の「お母様も堕落した天使長の血統を受けた人です。先生までもそうです」というみ言の「受けた」と同じ意味合いとして理解すべきものです。
ところが、サンクチュアリ教会や郭グループの人は、「堕落した血統をもって生まれました」と変えて翻訳することで、私たちを誤導しようとします。
私たちは、真のお父様が次のようにみ言を語っておられることにも留意すべきです。
「人間自体の主人として来る再臨主もサタンの血統に乗ってきたのです」
(四四四-一九七、二〇〇四年四月四日)
「先生も神様の堕落していない父母の血肉を通して現れたのではありません。……その中からどのようにして真の父母が現れることができるのでしょうか」
(四八一-四八、二〇〇五年一月一日)
これらのみ言は、ほぼ同じ年代において語られており、同じ脈絡のみ言として理解すべきものと言えるでしょう。
結局、「받고」(受けて)というのは、真のお父様も真のお母様もイエス様も、
同じように〝堕落の血統〟の中から生まれてきたという意味にほかなりません。
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