アダムとエバが完成し一体化してはじめて、
・全天宙と和動する
・神と人間が一体化する
・創造目的を完成した善の中心となる
・神が人間に臨在し、永遠に安息される。(原理講論)
また、人間は天宙の和動の中心として創造されたので、すべての被造物の二性性相の実体的な中心体であるところのアダムとエバが、完成されて夫婦になってから、彼らがお互いに和動して一体となったときに、初めて二性性相として創造された全天宙と和動することができるのである。
このように、アダムとエバが完成された夫婦として一体となったその位置が、正に愛の主体であられる神と、美の対象である人間とが一体化して、創造目的を完成した善の中心となる位置なのである。
ここにおいて、初めて父母なる神は、子女として完成された人間に臨在されて、永遠に安息されるようになるのである。
このときこの中心は、神の永遠なる愛の対象であるために、これによって、神は永遠に刺激的な喜びを感ずるようになる。
また、ここにおいて初めて、神のみ言が実体として完成するので、これが正に真理の中心となり、すべての人間をして創造目的を指向するように導いてくれる本心の中心ともなるのである。
それゆえに、被造世界は、このように人間が完成されて、神を中心として夫婦となることによってつくられる四位基台を中心に、合目的的な球形運動をするようになる。
原理講論
第一章 創造原理
第二節 万有原力と授受作用および四位基台
(三) 正分合作用による三対象目的を完成した四位基台
④ 四位基台の存在様相
サンクチュアリ教会が言うように、もし、真のお父様と真のお母様が完成し一体化していないとするならば、
神と人間が一体化することはなく、全天宙と和動することもなく、創造目的を完成した善の中心もなく、神が人間に臨在し、永遠に安息されないということになります。
また、すべての人間をして創造目的を指向するように導くこともできないということになります。