お母様は「原罪を持って誕生された」というみ言は存在しない
サンクチュアリ教会側の〝み言の誤訳〟に基づいた勝手な主張
サンクチュアリ教会では、み言の誤訳に基づいたお父様のみ言を引用しながら、お母様は「原罪を持って誕生された」と主張しています。彼らは、ブログで「太田朝久講師よ、いい加減にしなさい!」と高飛車的に述べ、自分たちこそが「正統信仰」をもっているかのように自称しています。
しかしながら、サンクチュアリ教会側が根拠としているお父様のみ言なるものは、原典に当たって確認をしてみると、それは誤訳に基づいているものです。
①正しい翻訳は、「堕落した血統を受けて」としなければならない
まず、彼らが「お母様の有原罪誕生」の根拠としているみ言を以下、引用します。
「어머니는……타락한 핏줄을 받고 태어났어요」(マルスム選集461-26)
このみ言については、すでに「真の父母様宣布文サイト」に(1)「『お母様は堕落の血統をもって生まれた』という主張について」(http://trueparents.jp/?page_id=2569)で扱っていますので、詳しくは、それを参照するようにお願いいたします。
それを簡潔に述べると、上記のみ言は「お母様は……堕落した血統を受けて生まれました」と訳すべきみ言です。ところが、サンクチュアリ教会では「お母様は……堕落した血統を持って生まれてきたのです」と訳しており、いかにもお母様が「原罪を持って」生まれたかのように誤訳します。彼らは、その誤訳したみ言に基づいて「お母様の有原罪誕生」を主張しているのです。実に悪意のある言動です。
別のみ言の原典を下記に引用し、上記のみ言を翻訳するときに「受けて」と「持って」と、どちらに訳すことが正しいのかについて見てみましょう。
「어머니도 타락한 천사장의 핏줄을 받은 사람이에요. 선생님까지도 그래요」(同419-102)
このみ言は、「お母様も堕落した天使長の血統を受けた人です。先生までもそうです」と訳すべきみ言です。先ほどのマルスム選集461-26の「핏줄을 받고」は「血統を受けて」と訳さなければならないみ言ですが、もし、そう訳さずに「血統を持って」と訳すとするなら、このマルスム選集419-102のみ言も「お母様も堕落した天使長の血統を持った人です。先生までもそうです」と訳さなければならなくなります。
そうなると、お父様も「堕落した天使長の血統を持った人」であるということになり、お母様だけではなく、お父様までも「原罪を持って生まれた」という意味になってしまいます。したがって、マルスム選集419-102の「타락한 천사장의 핏줄을 받은 사람」を「堕落した天使長の血統を持った人」と訳すのは誤りであるのが分かります。
それゆえに、サンクチュアリ教会が根拠としているマルスム選集461-26の「타락한 핏줄을 받고」を「堕落した血統を持って」と訳すのは、誤訳であることが明白です。
では、この「堕落した血統を受けて」「天使長の血統を受けた人」というみ言の意味は、どういう意味なのでしょうか。それは、『原理講論』に「万民の救い主が、罪悪の血統を通じて、罪のない人間として来られてから、罪悪の血統を受け継いだ子孫たちを救われる」(573ページ)と論じられているように、イエス様もそうであったごとく、お父様もお母様も共に「罪悪の血統を通じて」生まれて来られるという意味なのです。しかしながら、お父様もお母様も共に「罪のない人間として」生まれ、「罪悪の血統を受け継いだ子孫たちを救われる」こと、すなわち「無原罪」の真の人間として誕生されて、真の父母となられ人類を救われる方であることを述べているみ言なのです。
【参考】
お母様の根は 渋柿(サタン)? 神様?
サンクチュアリ教&分派の み言 改ざん集 はこちら
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