真のお父様とお母様の地上での最後の生活
私たちが人生を終えようとするとき〝最愛の人〟と共に過ごしたいと願うものです。
真のお母様は、次のように語っておられます。
「(聖母病院から)退院されて天正宮博物館にいらっしゃった一日の間、
真のお父様は周囲の補佐官らに『きょうは、オンマと向かい合って食事をしたい』とおっしゃいました。
いつも私は真のお父様の横に座って一緒に食事をするのですが、
その日だけは『向き合ってオンマの顔を見ながら食事がしたい』と言われるので、
そのように食事の席を準備してさしあげました。
そのようにしたところ、真のお父様はお食事を召し上がらずに、
私の顔だけをじっと見詰めていらっしゃったのです。
恐らく真のお父様のお心の中に私の顔を刻みつけておられたのでしょう。
……そのような時間があったので、私はさらに深刻になりました。
……時々み言の中で『私が霊界に行く時になった。私は行く時を知っている』
などといった内容を数多く語られたのですが、
そのような準備をされた最後の期間であったことは間違いありません……
『少し休んでください』とお勧めすると
『オンマの膝で横になりたい』と言われながら、
うたた寝をされたりもしました。
健康でいらっしゃったときには全くなさらなかったそのような行動を……
幼い子供がお母さんを必要として頼ってくるように、
いつも私のそばに一緒にいたがられたのです。……
私は今、毎日真のお父様と対話をしながら過ごしています。
……真のお父様が聖ソン和ファされたその瞬間、私は真のお父様が人類のために願われ、
志された内容を、私の命が尽きるその日までに成就してさしあげると約束したではありませんか。
そのため今、私は忙しいのです」(同二〇一二年陽暦十一月十日号、一六~一八ページ)
真のお父様は、地上での生涯を終えようとされるとき、
〝最愛の人〟であられる真のお母様と共に過ごしたいと願われ、
お母様はその願いをかなえてさしあげられました。
そしてお母様はお父様の生涯の願いである天一国実現を果たそうと今「中断なき前進」をしておられます。