祝福家庭は養子養女?

FPA,UCI,顯進様郭グループの特徴

天一国最高委員会


天一国最高委員会は「法統」だと主張する誤り

『統一教会の分裂』では、天一国最高委員会を「法統」であるという、誤った主張をしています。以下、引用します。

「韓鶴子は血統信仰に基づいた後継者選択を放棄した為、いわゆる『法統』という新しいアイデンティティをもって合理化しなければならない」(239ページ)

「真の家庭が意図的に排除された天一国最高委員会……」(274ページ)

また、郭錠煥氏の2016年5月15日の名古屋講演会でも、郭氏が同様のことを述べています。以下、引用します。

「一部UCの中では真の子女様が責任を果たせなければ、真の子女様を除いて、法を中心として、最高委員会をつくればいいのではないか。いわゆる血統ではなく『法統』を言う人がいます」(郭氏の名古屋講演会、「天の血統」4分18秒~4分38秒)

 また、櫻井正実氏の「祝福家庭特別セミナー」の第4章「天宙史的葛藤に見られる根本問題」でも、同様の主張がなされています。以下、引用します。

 「天宙史的葛藤を起こしてきた3つの勢力があります。腐敗した統一教指導部とお母様と七男様であります。この3つのグループは共通の目的の下に一致団結していました。その共通の目的とは何でしょうか。それは、顯進様を追い出すということです。……これは誰が願うことでしょうか。摂理的長子を潰すということは、サタンが最も願う行動ではないでしょうか。……彼らは『法統継承』のために長子を追放していきました。モルモン教だとかは、創始者の直系子女ではなく弟子たちが継承して発展させていったケースです。同じように、家庭連合も真の父母様の直系子女ではなく、能力のある人が継承しなければならない」(DVD:0分08秒~1分28秒)

 これらの主張は、すべて〝誤った摂理観〟に他なりません。

①真のご家庭を中心とした天一国最高委員会

 彼らの主張は、天一国最高委員会が「真の父母様の直系子女ではなく、能力のある人」が継承し、「法を中心」とした後継構図を図っていると述べて、「真の家庭が意図的に排除された天一国最高委員会」であると批判しています。

 しかし、『天一国憲法(教会法)』の第3章「天一国最高委員会」には、次のように書かれています。以下、引用します。「第28条(最高議決機関) 天一国は最高議決機関として天一国最高委員会を置く。

第29条(構成) 1.天一国最高委員会は、13名で構成される。

第30条(委員長・副委員長) 1.委員長は真の父母様のご家庭の中から真の父母様が任命し、天政苑の世界会長職を兼ねる事が出来る」

 2014年5月12日、真の父母様が主催された第1回「天一国最高委員会会議」が天正宮博物館の3階訓読室で開催されました。真のお母様は、天一国最高委員会の委員長に真の父母様の直系子女である五女の文善進様を任命され、今日まで文善進様が委員長を務めています。

 ゆえに、天一国最高委員会は「真の家庭が意図的に排除」された組織であるという主張は事実に反するものです。天一国最高委員会は、真のご家庭を中心とした最高議決機関なのです。

②真の父母様のみ言の具現化が天一国最高委員会

 また、郭錠煥氏は、天一国最高委員会は「真の子女様を除いて、法を中心として、最高委員会」であると主張し、批判をしています。

 しかし、真のお父様は、2009年3月10日の訓読会で、次のように語っておられます。以下、み言を引用します。

 「五権分立として新しい世を造る憲法の条項をすべて作っています。孝律、憲法の草案について知っているの? ……2013年1月13日が終わるとすぐに、その法の通りに生きなければなりません。たくさん話をしましたが、法の通りに生きられない人は離れてしまいます」(マルスム選集609-186~187)

 また、『天一国憲法(教会法)解説法源編』(韓国版)の第一部総論には、次のように書かれています。以下、引用します。

 「三権分立ではなく言論界と銀行界を含めた五権分立(07.7.11)、今後、立法部・司法部・行政部と銀行・言論界(05.7.20)」(89ページ)

 「天一国最高委員会は天一国の最高議決機関であり(28条)、天政苑は天一国の行政権(37条)、天議苑は天一国の立法権(47条)、天法苑は天一国の司法権(59条)、天財苑は天一国の財政権(64条)、天公苑は民意収斂・報道・広報に関する権限(69条)を持つ」(93ページ)

 また、「『天一国憲法(教会法)』は真の父母様のみ言に従って、天一国を実体的に定着・完成させる普遍的であり実質的な生活体制と国家の教会体制、そして世界の教会体制を備えるために制定」(4ページ)され、「真のお父様の聖和1周年を迎え、真のお母様は『天一国憲法』を奉呈」(3ページ)されました。

 これらのことから、天一国最高委員会に対し、「真の子女様を除いて、法を中心として、最高委員会」といった郭錠煥氏の批判は誤りであることが分かります。天一国最高委員会とは「真の父母様を中心とした真のご家庭が中心の最高議決機関」であり、「『天一国憲法(教会法)』を中心とした最高議決機関」なのです。すべてのことは、真の父母様のみ言に基づいてなされていることなのです。

③真の父母様の直系子女による「継承」のための天一国最高委員会

 彼らUCI側は、天一国最高委員会とは「真の父母様の直系子女ではなく、能力のある人が継承」する「法統継承」であると批判しています。さらに、お母様は「『法統継承』のために長子を追放」したとまで主張し、それは「顯進様を追い出す」ためであり、「摂理的長子を潰す」ためだったと述べています。

 これは、すでに「長子」に対するお父様のみ言の説明部分で述べたように、〝誤った摂理観〟に基づいた批判であり、また、お父様の「長子」のみ言に対する無理解、〝無知〟に基づいた〝虚偽のストーリー〟にすぎません。

 また、天一国最高委員会とは「真の父母様の直系子女様」による継承であって、直系子女様を除外して、能力のある人が継承する「法統」ではないことを説明しました。

 では、お母様は「顯進様を追放」するという目的のために「天一国最高委員会」を立てられたのでしょうか?

 真のお父様は、1985年8月16日の「一勝日」のみ言で、〝後継〟の問題について次のように述べておられます。以下、引用します。

 「これから、先生以後に、孝進の後孫たちがそうするとき、代々に亘って受け継いでいくのです。誰が継代を受け継ぐかという問題ですが、もちろん、長男が受け継ぐのが原則です。しかし、長男がすべてにおいて不足のため、伝統を受け継ぐことができない場合は、兄弟たちを集めた公的会議の場で話し合わなければなりません。兄自身が自己の不足を認め、『家庭の伝統を立てることができないために、誰かが私の代わりに立って欲しい』と願い出るべきです。そのような要請があれば、公的会議または家庭会を開き、全員が祈祷した後に選定されなければなりません。

 では、どのような人を選定すべきでしょうか。より犠牲になってきた人、よりアベル的伝統歴史を受け継いだ人。命令だけするのではなく、命令を受ける人に福を与えるための道を行く人でなければなりません」(『祝福』1985年冬季号、20ページ)

 〝後継〟の問題に関するこのみ言を整理すると、「誰が継代を受け継ぐかという問題ですが、もちろん、長男が受け継ぐのが原則です。しかし、長男が……伝統を受け継ぐことができない場合は、兄弟たちを集めた公的会議の場で話し合わなければなりませんと語っておられます。

 そして、真のお父様は2009年3月10日の訓読会で、「2013年1月13日が過ぎれば、その法の通りに生きなければなりません。……法の通りに生きられない人は離れてしまいます」と語られました。

 文顯進様は、2009年3月8日の後、真の父母様のもとを離れてしまいました。さらに、2013年1月13日の「基元節」以降、家庭連合と決別宣言をしました。また、2017年12月2日にはFPA(家庭平和協会)という真の父母様と全く無縁の組織まで立ち上げて、分派活動をさらに強めています。

 お父様が「2013年1月13日が過ぎれば、……法の通りに生きられない人は離れてしまいます」と述べられたように、現在の文顯進様は、真の父母様のもとから完全に離れてしまいました。お父様は、兄弟たちを集めた公的会議の場で話し合わなければなりませんと語っておられるのにもかかわらず、今では、真のお母様や他の真の子女様たちとの話し合いも出来ない状況です。

 しかしながら、真の父母様は、文顯進様が一日も早く、本来の位置と状態に戻って来られることを切に願っておられます。

 結論を述べると、『統一教会の分裂』が言うような、真のお母様が「『法統継承』のために長子を追放」したというのではなく、文顯進様がお父様のみ言に従わずに、真の父母様のもとから離れてしまったのです。それが真相です。

櫻井正上氏の「書簡」は、金鍾奭著『統一教会の分裂』の〝虚偽のストーリー〟の主張に惑わされ、かつ〝誤った摂理観〟に基づいて書いているものに過ぎません。

私たちは、このような非原理的主張に惑わされてはなりません。
https://trueparents.jp/?page_id=3870より


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