『統一教会の分裂』金鍾奭(キムジョンソク)著〝虚偽のストーリー〟で綴られた本
お父様のみ言の ねつ造・歪曲・うそ・改ざんのオンパレードの書籍「統一教会の分裂」
調べれば すぐに ばれるような うそが、堂々と書いてある 驚きの書籍。
調べない人たちを、だまし続ける書籍。
真のお父様のみ言 「彼ら(UCI、いわゆる「郭グループ」の人々)のことが、一つ聞いて、二つ聞いて、三つ聞いたら、みんな嘘ばっかり」2010年7月16日 故・神山威氏に対して語られたみ言 |
注、真の父母様のみ言および家庭連合側の主張は、「青い字」で、UCI(いわゆる「郭グループ」)側及び反対派の主張は「茶色の字」で区別しています。
UCI(いわゆる「郭グループ」)を支持する人々が、2016年秋頃から日本で集会を行って広めている金鍾奭著『統一教会の分裂』(日本語訳)には、真のお母様をおとしめる〝み言改竄〟や〝誤訳〟が散見します。
まず、韓国語版の『統一教会の分裂』では、み言を継ぎはぎすることによって〝み言改竄〟を行っており、その真意を歪曲させています。そして、さらに日本語訳では、その文章を自分たちに都合の良いように悪意を持って〝誤訳〟しています。
この『統一教会の分裂』(日本語版)は、340ページに及ぶ書籍ですが、内容は読む者をして、真の父母様に対する信仰を失わせるように巧妙に仕組まれていることに注意しなければなりません。そこに書かれた概要は、次のようになります。
統一教会の創始者(注、真のお父様)の子息のなかで、後継者に最もふさわしい人物は三男の顯進氏であった。彼は、自他が公認する統一教会の後継者であり(58ページ)、外貌から見ても創始者に似ており、性格も似ている。彼の登場は、統一教会が再強化される機会であった(60ページ)。学歴など、彼の能力は、父とは異なって天の啓示にだけ依存しない合理的かつ理性的で、統一教会を復興させる希望を呼び起こすものだった(61ページ)。
また、顯進氏を支える郭錠煥氏は、公務の処理に厳格であり、立場を与えられても清廉な生活をし、公金横領が一切なく、模範的な人格者であった(87ページ)。
一方、四男の國進氏は、郭錠煥氏を要注意人物と考え、不正を暴露しようと画策したが(85~86ページ)、國進氏は嘘つきであり、創始者は彼の嘘に激怒した(90ページ)。
七男の亨進氏は、宗教性はあるが、自分の宗教性に頼り統一教会の伝統を歪曲することで統一教会のアイデンティティに混沌をもたらした(104ページ)。國進氏や亨進氏は後継にふさわしくない。にもかかわらず、彼らは顯進氏に代わって統一教会の後継の座に登場するようになる。その過程には、「パークワン事業に対する文國進の偽りの報告」があり(91ページ)、創始者を巻き込んだ訴訟まで起こした。これらの出来事は、顯進氏を追い落とすための陰謀であった(95~97ページ)。
その陰謀の背景に、「文顯進氏を危機として感じていた」(60ページ)第一世代の抵抗があり(80ページ)、かつ顯進氏の血統問題について言及し、創始者に影響を及ぼした韓鶴子がいた(116ページ)。文仁進氏の米国総会長の就任、2009年3月の束草事件も陰謀によるものであった(120、152ページ)。
陰謀が渦巻くなか、後継者を誰にするかについて、創始者の態度はハッキリしなかった(69~70ページ)。この創始者の態度が、統一教会に混乱を招くことになった。
また、韓鶴子は創始者の血統を疑っており(110ページ)、創始者に対して「不従順」であった(245~253ページ)。創始者はそのことに苦心していたというのが真相である。
創始者が他界した統一教会は危機を迎えている。創始者のアイデンティティが韓鶴子のアイデンティティによって否定されているためである(318ページ)。韓鶴子の他界後には多くの議論が予想される(319ページ)。しかし、創始者のアイデンティティを維持しながら、それを創意的に拡大しデザインしようとしている顯進氏によって、統一教会人を再活性化することができるようになるであろう(323ページ)。
以上が大まかな内容ですが、この本の問題は上記内容を裏付けしようとして、要所、要所で〝み言改竄〟や〝誤訳〟をしており、真の父母様の実体、お父様のみ言と食い違っている点です。この書が述べている内容は〝虚偽のストーリー〟です。
また、総論的な「韓鶴子の不従順」(245ページ)という項目では、お父様のみ言が18個も引用されていますが、マルスム選集の原典に当たってそれを検証すると、全てのみ言が改竄されたものです。
この改竄行為は、真の父母様をおとしめるものであり、多くの人々の判断を誤らせる歴史的な〝瀆神行為〟であると言わざるをえません。
「真のお母様を中心に一つになる」ことが真のお父様の願い
――『統一教会の分裂』の内容は、反対派の言説と酷似
『統一教会の分裂』では後継者を誰にするか、創始者の態度はハッキリしなかった(69~70ページ)と述べますが、事実とは違っており、お父様のご意思は明確なものでした。
お父様は、「先生が霊界に行くようになればお母様が責任を持つのです。その次には息子・娘です。息子がしなければなりません。息子がいなければ、娘がしなければなりません。後継する者が誰だということは既に伝統的に全て(準備が)なされています」(マルスム選集318-260)、「私(注、お父様)がいなくても、お母様の前に一番近い息子・娘が第三の教主になるのです」(マルスム選集、202-83~84)と明言しておられます。
このように、お父様は後継に関する〝秩序〟をハッキリ語っておられ、まず、「先生が霊界に行くようになればお母様が責任を持つ」ということであり、次に「息子・娘」ということです。
そして、注目すべき点は「息子がいなければ、娘がしなければなりません」と語っておられる点です。このように、お父様は、相続者としての〝後継〟の問題について、明確にその秩序を述べておられます。
さらに、「先生が一人でいても真の父母様の代身であり、お母様が一人でいても真の父母様の代身です。『レバレンド・ムーンが古希を過ぎて七十を越えたので後継者が現れないのか?』そんな言葉はやめなさい。……先生が第一教主、その次に、お母様は第二教主だということです」(マルスム選集、201-126)とも明言しておられます。
ところが、2000年3月31日、原理研究会世界会長に顯進様が就任し、その関係者が顯進様をお父様よりも前面に押し立てて報告するようになると、お父様は同年5月31日、「父の伝統に従って、母の伝統に従って、三番目に息子である。それを知っているの? ……母の伝統を立てる前に息子の伝統を立てることができないことを知っているの?」(マルスム選集323-83)と語られ、父と母が立てた伝統に従って息子が伝統を立てるように忠告しておられます。このように、お父様のご指導は明確なものであった事実を知らなければなりません。
ところで、『統一教会の分裂』を読んで懸念するのは、そこに書かれた主張が、いわゆる反対派の「真の父母」を不信させようとする統一教会批判と驚くほど酷似している点です。日本統一教会では、信者に対する拉致監禁を伴った強制的脱会説得事件が長年にわたり起こってきました。
その際、反対牧師、反対弁護士、ジャーナリストらによる偏向報道がなされました(参考、太田朝久著『有田芳生の偏向報道まっしぐら』賢仁舎)。
『統一教会の分裂』に書かれた〝ストーリー〟は、反対派の一翼を担う報道をした石井謙一郎氏による統一教会批判と極めて酷似しており、石井氏の言葉をわざわざ135ページで紹介しています。https://trueparents.jp/?page_id=3718
UCI「郭グループ」問題の経緯←こちら
金鍾奭著『統一教会の分裂』は、嘘で塗り固められた〝虚偽のストーリー〟なのです。何度も言いますが、私たちは、このような〝悪書〟に惑わされてはなりません。
https://trueparents.jp/?page_id=4315より