祝福家庭は養子養女?

FPA,UCI,顯進様郭グループの特徴

束草事件カインアベル問題

<お父様のみ言および原理講論の見解>

2009年3月8日、お父様が束草(ソクチョ)で語られたみ言(指示)

「金起勲を顯進の代わりに立てるのです。
顯進は学ばなければなりません。
郭錠煥が『平和神經』を教えてあげなさい。
アベルを神様とアダム・エバよりももっと愛さなければならないのです。
そうしなければ、解けることがありません。
座る位置がないというのが、原理観です。
郭錠煥、分かりましたか?(「はい。」)
1年間停止!
金起勲を中心としてプログラムを組みなさい。

顯進、おまえも別の所に行かず、父の所に来て、父に付いて回りなさい!
そうすれば良いでしょう!…」
(マルスム選集609_131~134、2009年3月8日、天情苑)


「束草(ソクチョ)事件」と「カイン・アベル問題」
<お父様のみ言および原理講論の見解>
「…(「はい、ただいま父母様が指示されたことを書いた通り、お読みいたします。
…顯進様は、UPF会長とGPFから1年間休み、金起勲牧師が代わりにするようになりました。
顯進様はその間、真の父母様に対する学習、カイン・アベルの関係を勉強しなさいと言いました。」)
金起勲が顯進の上にいるので長となり、顯進が侍って協助する位置に立つのです。…
…(「アメリカの金起勲牧師は、GPFを総括的に指揮して、講演すること以外にも、北米大陸会長として任命をされました。」)
(マルスム選集609_131~134、2009年3月8日、天情苑)

お父様の指示➩金起勲牧師が顯進様の上。顯進様が侍って協助する位置

①顯進様はアベルの位置を離脱 ②顯進様はカインの位置を拒否

束草(ソクチョ)霊界メッセージ事件


「真のお母様が顯進様を追放した」という虚偽の主張

 『統一教会の分裂』(文顯進様を支持する書籍)239ページには、「韓鶴子と文亨進、文國進が共謀して文顯進を追放」したと書かれており、彼らの述べる「追放劇」とも呼ぶべき〝虚偽のストーリー〟がさまざまに記述されています。以下、『統一教会の分裂』から引用します。

 「創始者の指示に従って遂行した文顯進のGPF活動の成功が、却って文顯進反対勢力を刺激し結集させる触媒剤になったという事実と、GPF活動の絶頂期に文顯進が完全に追放されたという事実は、統一教会の分裂と悲劇の本質が何なのかを現わしている。文顯進反対勢力が文顯進を追い出す為に展開するドラマのような過程において特に注目すべき事件は、……『束草霊界メッセージ事件』である」(107ページ)

 この『統一教会の分裂』の主張は〝虚偽のストーリー〟であり、誤りです。

 『統一教会の分裂』が述べる「束草霊界メッセージ事件」とは、2009年3月8日に韓国の束草市にある「天情苑」の訓読会で起こった出来事を指します。『統一教会の分裂』は、2009年3月頃は「GPF活動の絶頂期」であったと述べていますが、その当時、真のお父様はGPF活動に対し強く懸念しておられました。以下、『マルスム選集』を引用します。

 「先生が生きているのに、『先生の話を聞くべきか、聞くべきでないか?』と、そうしています。『UPFではない。GPFだ!』と(彼らは)言いますが、『GPFでもなく、GPAでなければならない』という先生のみ言を理解しません」(マルスム選集609-47、2009年3月5日)

 「朴ジョンヘ、ラスベガスでUPFとGPFの中で、どこに責任があるのか尋ねた時、私が叱ったでしょう? 叱られたのを覚えているの? 組織が二つですか? 二つがどこにあるのですか? 朴ジョンヘ! 叱られたのを覚えているの、覚えていないの? 金炳和! 叱ったことを理解できたの、理解できなかったの? 答えてみなさい! 誰の責任だと尋ねることができますか? 先生の責任であるべきです!」(同609-121~122、2009年3月8日)

「GPFとUPFを先生が右手と左手に持っているのに、誰に責任があると言うのですか」(同609-131、2009年3月8日)

 これらのみ言を総合的に要約すると、2009年当時、北米大陸会長だった金炳和氏に対して、お父様は「GPFとUPFを先生が右手と左手に持っている」「組織が二つですか? 二つがどこにあるのですか? ……誰の責任だと尋ねることができますか? 先生の責任であるべきです」と語られ、UPFとGPFの組織は、一つであるべきであるにもかかわらず、二つになっている。責任は、先生が持つべきものであると忠告しておられます。

 また、「先生が生きているのに、『先生の話を聞くべきか、聞くべきでないか?』と、そうしています。『UPFではない。GPFだ!』と(彼らは)言いますが…」と語られた内容を見ても、お父様が創設されたUPFと、文顯進様が中心となって行うGPF活動との間に不協和音が生じていた事実が分かります。また、お父様が「『GPFでもなく、GPAでなければならない』という先生のみ言を理解しません」と語っておられることを見ても、お父様はGPFが進むべき方向性について懸念しておられたのです。

 したがって、2009年3月当時のお父様のGPF活動に対する評価は、『統一教会の分裂』が言うような「創始者の指示に従って遂行した文顯進のGPF活動の成功」「GPF活動の絶頂期」といったものとは全く逆であったのであり、むしろお父様は文顯進様の活動の方向に対して強く危惧しておられたのです。

 さらに、『統一教会の分裂』は、「束草霊界メッセージ捏造事件」と彼らが呼んでいる出来事について、次のように述べています。以下、引用します。

 「創始者は『霊界の実相を背景に人事措置と、革命的提案をしなければならない』とし、『文孝進霊界書信』と『訓母様霊界報告書』を読むように催促した。金孝南訓母の代わりに司会を務めていた梁昌植が、韓鶴子から報告書を伝達されて読んだ」(149ページ)

 「特に束草霊界メッセージ事件の場合、創始者を完璧に欺く為に……文顯進除去の巧妙な道具として利用したというのが正に、束草霊界メッセージ捏造事件であった」(152ページ)

 そもそも、この時、お父様を中心として束草における「集会」が開かれたのは、米国にいた顯進様側がお父様のご意向に反して米国教会理事会構成員の変更を強行しようとしたという大事件があったからです(米国教会理事会乗っ取り未遂事件)。この重大事実に触れずして束草で読み上げられた報告書に問題があるかのごとく主張するのは〝論点のすり替え〟に他なりません。また、報告書にまつわる彼らの上記主張自体も、以下に見るとおり偽りに満ちたものとなっています。

 彼らの上記主張には、大きく見て三つの誤りがあります。一つ目は「訓母様霊界報告書」という言葉であり、二つ目は「梁昌植が、韓鶴子から報告書を伝達されて読んだ」という説明であり、三つ目は「束草霊界メッセージ捏造事件」という表現です。

 まず、「訓母様霊界報告書」というのは誤りであり、正しくは「訓母様の報告書」としてマルスム選集の609巻123ページに記録されているものです。では、この「訓母様の報告書」とは、誰がどのようにして作成したものなのでしょうか。まず、その事実と背景について、明確に知らなければなりません。

 前述したように、この時、お父様を中心として束草における「集会」が開かれたのは、顯進様側による「米国教会理事会乗っ取り未遂事件」という大問題が起こったためでした。彼らの言う「束草霊界メッセージ捏造事件」という表現は〝論点のすり替え〟です。

 2011年当時、北米大陸会長だった梁昌植氏が、2011年11月20日に「2009年3月8日、束草報告書」と題する文章を書いています。梁昌植氏が書いたその「報告書」(日本語訳)の資料の一部を以下、引用します。

 「2005年に真の父母様の命令によって南北米総責任者として任命を受けた文顯進様の指導下にあった米国において、2008年7月29日に文仁進様が米国教会の協会長に任命となり、二者間の役割と権限に関する混沌があり、これを当時、北米大陸会長の金炳和会長が緊急事案として、当時、韓国協会長だった本人(注、梁会長)に、『お父様に直接問い合わせ、正確な答えを要請』してきました。

 (そこで)束草集会の数日前に、主要幹部が真の父母様を迎えてマリオットホテルの食堂で昼食時に集まった席で、本人(注、梁会長)がお父様に米国側の質問を直接報告し、お父様から(それに対する)明らかな答えを受けてメモしたものを整理した内容(が「訓母様の報告書」)です」(12~13ページ)

 「2、3日後に父母様が……マリオットホテルの昼食時で明らかにされた内容を再整理しなさいとの命令を本人(注、梁会長)が受けて、直ちにメモしたノートを報告書形式として作成し差し上げたのです。……この内容をお父様が直接確認、訓読されて、翌朝(3月8日)の公開席上で発表するように命じられました」(13ページ)

 「3月8日朝……敬拝後、お父様は直ちに訓母様に、訓母様が手に持っておられた黄色い『封筒を梁昌植会長に渡して読むように』と命令されました。当時、一番前の席の右側に座っていた本人(注、梁会長)は、訓母様から渡された封筒を開いて訓読を始めました。初めのページには孝進様のメッセージがありました。そして同じ封筒の中に真の子女様たちの使命に対するお父様の指示事項(のメモを私がまとめた「報告書」)、この整理された内容がありました。……本人(注、梁会長)が父母様の命令によって3月6日頃に作成して報告差し上げた内容そのままでした。孝進様のメッセージは……霊界メッセージとしなければならないでしょう。……(しかし)二番目の内容は霊界で作成したものでなく、当時、協会長として公的な命令を受けて本人(注、梁会長)が作成して父母様に差し上げた『報告書』の内容です。したがって、この内容は霊界とは全く関連がないことを(ここに)あきらかにするものです」(16ページ)

 以上の梁昌植氏の報告内容をまとめると、お父様が梁昌植氏に「読みなさい」と命じられた、訓母様が手に持っていた黄色い「封筒」の中には、二つの報告書が入っていたのです。一つは、「孝進様が霊界から送られた書信」と、もう一つは梁昌植会長が作成した「報告書」(訓母様の報告書)です。その封筒を、梁昌植氏は訓母様から受け取り、梁氏が代読したのです。

 「孝進様が霊界から送られた書信」は、その前日の3月7日の訓読会で、訓母様が「私が昨日、孝進様から手紙を一つ簡単に受け取りましたが、読んで差し上げましょうか?」とお父様に尋ねて、お父様がそうだ! そういうものを皆、(地上と)連結しなければならない(マルスム選集609-81)と語られ、訓母様がその場で、すでに奉読しておられたものです。その孝進様の手紙(「孝進様が霊界から送られた書信 )と、梁昌植氏がまとめた「訓母様の報告書」とが、同じ封筒の中に入れられていたのでした。

 事件の当日、お父様は、「決定は皆が集まった場で、霊界の実相報告を、訓母様を通して聞いて、なすのです。霊界に先生の息子が行って総司令官です。……(孝進が)地上で知らずに暮らした者たちを悔い改めさせて、こうして報告した内容が皆あります。それを読んであげなければなりません」(マルスム選集609-111~112)と語られ、梁昌植氏は「封筒」を受け取りました。そして、梁昌植氏に対して、お父様はただそのとおりに読んであげなさいというのです。……霊界に相談して祈祷し、訓母様が受けたもののように報告しなさいというのです」(マルスム選集609-115)と促され、梁昌植氏は「封筒」に入っていた二つの内容をそのまま訓読したのです。

 『統一教会の分裂』は「訓母様霊界報告書」と書いていますが、マルスム選集にあるように、それは梁昌植氏が書いた「訓母様の報告書」であるにもかかわらず、「霊界」という文字を意図的に書き加えています。さらに、梁会長が書いた「報告書」までも「霊界メッセージ捏造」であると意図的に創作しています。この二つの文書は、すでにお父様が〝承認〟しておられた内容です。特に、梁昌植氏が書いてまとめた「報告書」は、お父様が梁氏に語った内容を梁氏がまとめ、それをお父様ご自身が再度チェックしておられた文書であって、誰かが勝手に「捏造」したという文書なのではありません。あえて言えば、それはお父様が梁昌植氏に代筆させた「指示事項」であり、お父様のみ言なのです。

 すなわち、梁昌植氏は、二番目に訓読した「報告書」は、「父母様の命令によって3月6日頃に作成して報告差し上げた内容そのまま」であると述べています。これは明らかに「霊界メッセージ」でもなければ、「捏造」された文書でもありません。

 そして、『統一教会の分裂』は「梁昌植が、韓鶴子から報告書を伝達されて読んだ」として、虚偽の説明をしています。梁昌植氏は、「訓母様が手に持っておられた黄色い『封筒を梁昌植会長に渡して読むように』」とお父様がお命じになって、それを読んだのです。

 さらに、『統一教会の分裂』151ページには、「金孝南(注、訓母様)は内幕を尋ねる文顯進に対し、自分は文孝進の霊界書信とは無関係」と述べています。しかし、前述したように、束草事件の前日の2009年3月7日に、訓母様はお父様に「お父様、私が昨日、孝進様から手紙を一つ簡単に受け取りましたが、読んで差し上げましょうか?」と尋ねられ、お父様はそうだ! そういうものを皆、(地上と)連結しなければならない。……明日の朝に私がそこで訓読会に参加するので、準備しなさい」(マルスム選集609-81)と語られ、指示しておられたものです。ゆえに、「金孝南は……文孝進の霊界書信とは無関係」であると主張するのは誤りです。

 以上のことを通じて、「文顯進除去の巧妙な道具として利用したというのが正に、束草霊界メッセージ捏造事件であった」という『統一教会の分裂』の説明は、〝虚偽の主張〟に他なりません。

 したがって、2009年3月8日の「束草霊界メッセージ捏造事件」「韓鶴子と文亨進、文國進が共謀して文顯進を追放」した事件であるという主張も〝虚偽の主張〟です。これらの記述は〝誤った摂理観〟のゆえに創作され、顯進様を〝犠牲者〟とし、〝反逆〟を正当化するために書かれたものと言わざるを得ません。

 金鍾奭著『統一教会の分裂』は、真のお母様ばかりでなく結果として真のお父様をもおとしめるために事実を歪曲し、捏造して創作された〝歴史的審判〟を受けるべき書籍なのです。

https://trueparents.jp/?page_id=3870より


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