「長子」とは?

FPA,UCI,郭グループ,文顯進氏の特徴

「長子」とは?真の父母の息子・娘たち


「これから、先生以後に、孝進の後孫たちがそうするとき、代々に亘って受け継いでいくのです。
誰が継代を受け継ぐかという問題ですが、もちろん、長男が受け継ぐのが原則です」
(『祝福』1985年冬季号、20ページ 1985年8月16日の「一勝日」のみ言で、〝後継の秩序〟の原則について)


尹博士、統一家において長子は誰ですか。
([孝進様です。」)
孝進より先生の息子、娘です。
12支派(のすべて)が長子なのです。

   (マルスム選集133-244)


1998年7月19日、真の子女様の三男である文顯進様が世界平和統一家庭連合の世界副会長に就任した出来事を、『統一教会の分裂』では「長子相続」と位置づけています。

 お父様は、「長子」とは「先生の息子、娘」であると語っておられます。このお父様のみ言を根拠にすれば、すべての子女様が「長子」なのです。もし、文顯進様の世界副会長の就任が「長子相続」というならば、2008年4月18日、七男の文亨進様が世界会長に就任した出来事も「長子相続」であり、さらに2015年3月6日、五女の文善進様が世界会長に就任した出来事も「長子相続」であるとしなければならないでしょう。

 ところが、『統一教会の分裂』は、文顯進様についてのみ「長子相続」としています。このように、文顯進様が家庭連合の世界副会長に就任した出来事のみを「長子相続」と主張することは、お父様のみ言に基づかない〝偏った認識〟によるものです。

 すなわち、自分こそが長子であり、後継者なのだという〝恣意的な摂理観〟をもっているがゆえに、お父様のみ言と異なった〝誤った摂理観〟が生じたものと言えます。長子は顯進様だけではありません。お父様は、み言で「長子」は息子だけでなく、「先生の息子、娘です。12支派(のすべて)が長子なのです」と語っておられます。したがって、五女の文善進様も〝長子〟なのです。

長男の文孝進様を〝無視〟する誤り
― すべての子女様は「長子」であり、かつ「長子圏」である


『統一教会の分裂』(文顯進様を支持する書籍)は、「文顯進、文國進、文亨進、彼らは創始者の復帰された血統に生まれた『真の家庭』の息子たちだ。……全人類に接ぎ木される血統が、この三人の息子の血統に流れている」(239ページ)といった誤った主張をしています。

 真の父母様の息子は三人だけではありません。特に、子女様の中で一番重要な立場は、長男である文孝進様です。その方を意図的に排除しています。孝進様の血統が残っていることを無視してはなりません。

 また、文孝進様は1984年11月3日、世界大学原理研究会(World CARP)の世界会長に就任しました。『統一教会の分裂』は、そのことについても触れていません。

 真の父母様は、文孝進様を中心に、統一教会の二世たちを一つにする運動を展開されました。特に、1985年8月16日に「一勝日」という重要な儀式を行いました。「一勝日」で語られたみ言の重要な部分を、以下、『祝福』1985年冬季号から抜粋します。

 「父母様の息子・娘たちが長子圏となり、統一教会の二世たちが次子圏となって、長子圏と次子圏を横的に展開する時代を迎えなくては、地上天国実現出発が不可能だというのです」(12ページ)

 「このようなことをいつ決定するのでしょうか? 今日、統一教会の歴史において、このような決定をいつなしたかということが重要なことです。……入監以前に孝進君を立てて、二世たちを一つにする運動を展開させたのです。先生の長男としての立場で責任を持たせたのです。……父母様を中心にして一つになった基準の長子圏次子圏が横的に設定されない限り、天国実現の出発が不可能です」(13ページ)

 「40年を越えて迎えるこの時に、先生を中心にした世界史的カインの長子圏を立てなければなりません。……長子圏は先生の家庭で立てなくてはならないというのです。……長子圏の出現が孝進君を通して成るようになるのです」(16~17ページ)

 「長子は父の代身として、仕事の責任を負わなくてはならないからです」(18ページ)

 「長子として、CARP運動の第一線に立たなくてはなりません」(26ページ)

 「1945年から40年を越えた1985年8月16日、41年目の初日の朝を迎えました。……息子を中心にして祈祷するというこの時が、歴史的時間であるということを知らなくてはならないのです。私は孝進に尋ねるが、これからはお父さんの代わりに、この統一家のいかなる食口にも負けないように、中心的長子の責任を果たして行かなければなりません」(37ページ)

 1985年8月16日の「一勝日」とは、真のご家庭の長男である文孝進様を通して真の父母様の息子・娘たちが「長子圏」であり、統一教会の二世たちが「次子圏」として設定され、「天国実現の出発」となっていく歴史的な時間でした。また、お父様は、孝進様に対して中心的長子の責任」を果たすように願われました。

 以上の抜粋したみ言を整理すると、「長子」とは、「先生の息子、娘です」とあり、また「父母様の息子・娘たちが長子圏」だとも語られました。そして孝進様に対して、その「中心的長子」の責任を果たすように願っておられました。

 それゆえ、1984年に文孝進様がWorld CARPの世界会長に就任されたことは、お父様が「入監以前に孝進君を立てて、……先生の長男としての立場で責任を持たせた」と語っておられるように、「長子圏」の立場において、「長子」の責任を果たすことであり、そして1998年に文顯進様が家庭連合の世界副会長に就任したこと、さらに2008年に文亨進様が家庭連合の世界会長に就任したこと、および2015年に文善進様が家庭連合の世界会長に就任したことも、その全ての出来事が、「父母様を中心にして一つになった基準」息子・娘という「長子圏」の立場において「長子」の責任を果たすことを願っておられたものであると理解することができます。

 『統一教会の分裂』が述べている、文善進様が「家庭連合の世界会長に就任」されたことに対して、それを「韓鶴子の母系血統による統一教会統治」だとか、「韓鶴子は血統信仰に基づいた後継者選択を放棄した」と批判することは、お父様のみ言に対する〝不従順〟〝反逆〟であり、真の父母様を否定する〝背信行為〟と言わざるを得ません。

 UCI側の主張は、〝誤った摂理観〟のゆえになされている真の父母様に対する冒涜行為であり、み言に対する〝無知〟によって生じた言動と言わざるを得ません。
https://trueparents.jp/?page_id=3870より

長子権が付与されたという恣意的解釈

柳慶明氏は、「長子権は真のお母様が決めることができるものではなく、認める認めないという問題でもない。長子権は生まれた順序によって決定されるのではなく、資格のある息子が自然に立てられるものである。真の家庭の場合、孝進様が生きておられた時、神によって既に顯進様に長子権が付与され、真のお父様がそれを公布されたと述べており、そのみ言の根拠として、マルスム選集324-142、332-229~300、468-161、『統一世界』(韓国月刊誌)2004年10月号381ページなどを挙げています。ところが、柳慶明氏はその具体的なみ言を引用していません。
 そこで、彼が根拠として挙げた文献を調べると、柳慶明氏が述べるような内容は見当たりません。これは、み言の恣意的解釈に過ぎないものです。以下、検証します。

 まず、柳慶明氏が根拠に挙げたマルスム選集324巻142ページのみ言は、2000年6月18日のみ言の一部です。お父様は、ここで「息子の中で父母様のみ旨に従って、カープに孝進兄が責任を持ちました。孝進兄がいま、責任を持てる立場としてできないので、顯進兄が行うからには、顯進兄を絶対視しなければなりません。……絶対服従しなければなりません。先生の代わりとして立てました」(翻訳は教理研究院による、以下同じ)と語っておられます。
 しかしながら、このみ言は、その当時、先生の代わりとしてカープの責任者に立てられた顯進氏に対し、絶対視し、絶対服従しなければならないと語っておられるものであって、現在、カープの責任者ではなくなった顯進氏に対して、このみ言は適用されません。

 次に、332巻299~300ページのみ言は、2000年9月24日に語られた「祝福移譲宣布式」のみ言の一部です。お父様は「これから先生は、興進君を中心として父子一致理念とその兄弟を中心に、顯進君が父子一致理念を中心に、祝福行事を天地でどこでも願う通りに出来る、開放時代となります」と述べておられますが、勘違いしてはならないことは、この「祝福移譲宣布式」とは、顯進氏に真の父母様の「祝福権」が委譲されたのではなく、あくまでも天上におられる興進様に委譲された宣布式であったという点です。このみ言が収録された『主要儀式と宣布式Ⅳ』の序文には、「天上の興進様に真の父母様の祝福権を移譲する『祝福移譲宣布式』を挙行なさった」(471ページ)と解説されています。この問題については、すでに「UCI側が広める金鍾奭著『統一教会の分裂』の〝虚偽〟を暴く(7)」(https://trueparents.jp/?page_id=3551
および『世界家庭』2018年2月号に掲載した「UCI側の『祝福権限の移譲』に対する歪曲したみ言解釈」において、UCI側のその誤りを指摘していますので、それをお読み下さい。

 さらに、468巻161ページのみ言は、2005年2月5日に語られたみ言の一部です。このみ言は、お父様がアダム家庭について「堕落したその母(注、エバ)の後援を受けるのではなく、堕落し、アダム家庭で長子がアベルを殺さず、アベル以上に愛することができる父母の代身者を中心に三人の息子であれば、三人の息子たち(注、カイン・アベル・セツ)を一つにすることができる長子権の成立をすることで、家庭が完全に定着できるのです」と述べておられるものに過ぎず、真のご家庭に関して語られたみ言ではありません。

 そして、柳慶明氏は『統一世界』(韓国月刊誌)2004年10月号381ページを挙げていますが、同誌には381ページは存在しません。2004年9月1日に語られたみ言は、同誌の30ページから57ページに掲載されており、柳慶明氏の引用したみ言の典拠は間違っています。
 このとき、お父様は「天父主義です。天父が何ですか? 天の父なのです。父の継代を引き継ぐのは長子権しかありません。ですから、天父主義時代、この時が来たので……母子協助の蕩減救援時代は過ぎていき、父子関係の父子協助時代に越えていく!」(38ページ)と語っておられます。しかし、ここで語っておられる「父の継代」の「父」とは、誰を指しているのかが重要です。お父様は、その直前で「天父主義です。天父が何ですか? 天の父なのです」と語っておられ、その文脈からみるとき「父の継代」の「父」とは、「真のお父様」のことではなく、「天の父」のことを指して語っておられることが分かります。したがって、続いて述べておられる「父の継代を引き継ぐのは長子権」とは、「子女様」に関することではなく、明らかに「真のお父様」のことを指して語っておられるみ言です。

 以上のように一つ一つを検証すると、柳慶明氏が引用した4つのみ言は、「孝進様が生きておられた時、神によって既に顯進様に長子権が付与され、真のお父様がそれを公布された」というものはなく、彼の主張は〝決めつけ〟であり、〝恣意的解釈〟に過ぎず、そのように語られたみ言は一切存在していません。

 FPA側は、彼ら独自の〝誤った摂理観〟のゆえに、2009年3月8日のいわゆる「束草事件」以降、彼らは真の父母様と袂を分かって別行動をとり続け、今日までの真の父母様を中心とする勝利的な摂理路程や、それらに関する真の父母様のみ言を受け入れることができずにいるのです。そのために、自分たちの立場を自己正当化したいがため、お母様や家庭連合に対する批判に終始しているに過ぎません。
 さらには、今現在において、お母様を中心とした摂理的歩みが大きく進展しているにもかかわらず、自分たちが反逆していることを正当化するために、それらの全てを否定せざるを得ない境地に陥っているものと言えるでしょう。それゆえ、彼らはお母様や家庭連合に対する「批判記事」「批判的主張」をしきりに流すことを通じ、何とかして、食口たちが持っている真の父母様に対する「絶対信仰」を揺さぶり、崩壊させようと、もがき続けているのに他なりません。

 結局、柳慶明氏が流す批判一辺倒の文章は、お父様のみ言に一切根拠を持たないものであることは明らかです。

https://trueparents.jp/?page_id=4077より

真のお父様のみ言

真の父母を否定する子女に従ってはいけない。
聖霊に背けば許しを受けることができない。
長子は、父母様に侍らなければならない。
長子と次子が一つになって、母親を天のように侍る
カインとアベルはお母様の言葉に絶対服従しなければなりません。
誰を通じて一体化?真の父母様
直系の子女ではなく御父母様中心
先生が霊界に行ったならお母様が絶対中心

先生が霊界に行けばお母さんが責任を持つ
お母様に関するお父様のみ言多数 年代順
お母様は第二教主です。
もう先生がいなくても、お母様が代わりにできる特権を許諾した。これからはお母様の時代に入っていく
お母様は第二教主であると世界的に宣布

父の伝統に従って、母の伝統に従って、三番目に息子である
母の伝統を立てる前に息子の伝統を立てることができない

先生が霊界に行けばお母さんが責任を持つ
その次には息子、
息子がいなければ、娘がしなければなりません。

長子が不足な場合
長子とはだれか?
お母様の前に一番近い息子娘が第3の教主になるのです。

後継者:①お母様→②お母様に一番近い長子・男の子女様→③お母様に一番近い娘

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お母様の根は 渋柿(サタン)有原罪? 無原罪?

お母様がなさった変更に関して

・天一国の歌の変更
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 「天の父母様」と呼ぶことに関して

文氏の血統と韓氏の血統

「縦からなる横的な蕩減復帰」の誤った解釈
アブラハム、イサク、ヤコブの論理の悪用

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